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Little House on the Prairie [文学 アメリカ 大草原シリーズ]


Little House on the Prairie

Little House on the Prairie

  • 作者: Laura Ingalls Wilder
  • 出版社/メーカー: HarperCollins
  • 発売日: 2008/04/08
  • メディア: ペーパーバック



Wilderの「小さな家」シリーズ第3弾、有名なLittle House on the Prairieを読み終わった。
さすがにシリーズで最も有名で、人気のある作品だけあって、今までの2作とは比べ物にならないくらい面白かった。
もとの森のなか家の周りに人が増えてきてしまい、居心地の悪さを感じた一家は、西へ移住することを決めるところから物語は始まる。
幌馬車にのってインディアン(Native American)が多く住む土地へと移動する。
その途中で、ものすごい川を渡らなければならない場面があり、その時今までいつも一緒だった番犬と離れ離れになってしまう。犬は死んでしまったものと皆が諦めていたが、数日後ボロボロになった犬が家族のもとへと現れる。
しかも、はじめは家族に狼と間違われ、お父さんには銃を向けられる始末。このあとの家族との再開の場面は非常に感動的だった。
隣人にも手伝ってもらい、家を一から建てていく様子、お父さんが狼の大群やパンサーに出会う場面など、非常に面白い描写が数多く出てくる。
この巻にはIndian(Native American)がかなり多く登場する。お父さんがいないあいだに、勝手に家に上がり込んできて、食べ物を要求する者、白人の集落を襲おうとする者たち、など基本的には野蛮人という捉え方で描かれる。最終的には白人との争いを止める良いNative Americanが出てきて終わるのではあるが、その当時のある意味善良な白人がNative Americanをどのように見ていたのかが垣間見えて面白い。
政府がこの白人の居住地を取り壊すというような噂が流れ、一家は一年ほどでこの家をまたもや出て行く場面で物語は終わる。
せっかく苦労してあれだけの家を建てたのにもったいないなあと思ってしまった。

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