The Long Winter [文学 アメリカ 大草原シリーズ]
The Long Winter (Little House)
- 作者: Laura Ingalls Wilder
- 出版社/メーカー: HarperCollins
- 発売日: 2008/04/08
- メディア: ペーパーバック
Laura Ingalls WilderのThe Long Winterを読み終わった。表紙の絵や題名から長い冬を家族や周りの人々、学校の友人と楽しむ話なのかと思っていたが、真逆の話だった。
冬になる前、天候が若干おかしいことに気づいたPaはMaに今年の冬は厳しくなることを伝えるが、Maは相手にしない。その後町の人々が集まっているところへ、Native Americanの長老がやってきて、この冬は非常に長く厳しいものになることを予言して去っていく。PaとAlmanzo以外は全く相手にしない。
が、そのうち、何度もBlizzardに街が襲われるようになり、本当に長く厳しい冬がやってくる。初めのうちは寒く外に出られないだけであったが、それが長く続くようになると、街からやってくるはずの電車も来なくなってしまい、食料や家を温めるものが不足し始める。
本当に町中が困窮していく中、Almanzoの活躍により、皆救われ、最後は暖かい春がやってきてめでたしめでたしという話だ。
しかし、前にも書いたかもしれないが、家族だけで周りに家がない状態で住んでいた時は食べ物や暖をとることに困っていなかったのに、集落に住むことで逆に困ってしまうということが皮肉な感じがした。そしてこの巻でも資本主義社会の萌芽が見て取れる。
ひたすら長い冬を耐え忍ぶ話で暗いトーンに満たされているので結構飽きてくるが、最後が明るく終わるのでまあ、良いかな。
このシリーズも後3冊。ちょっと飽きてきたが、せっかくなので完読しようと思う。
2015-12-19 08:30
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