SSブログ

アンナ・カレーニナ 上 [文学 ロシア]


アンナ・カレーニナ〈上〉 (新潮文庫)

アンナ・カレーニナ〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: トルストイ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1998/03
  • メディア: 文庫



トルストイの『アンナ・カレーニナ(上)』を読んだ。大学1年生で読んで以来だ。一度夢中になって読んだはずなのに全く内容を覚えていなかった。本当に大まかな流れすら覚えていなかった。なので結構新鮮な気持ちで読みすすめられた。が、かなりここ1ヶ月疲労がたまっているのでなかなか進まなかった。

ヴロンスキーと人妻アンナの不倫愛、リョービンとキチイのすれ違う純愛、この2つの恋愛を軸に話は進む。キチイはヴロンスキーに想いを寄せていた。ヴロンスキーも始めはキチイに想いを寄せていた。リョービンはキチイに想いを寄せていた。アンナは人妻。
ヴロンスキーが人妻アンナに一目惚れ。アンナも次第にヴロンスキーに心惹かれるようになり、不倫愛に発展する。リョービンはキチイにプロポーズするも断られる。一方のキチイもヴロンスキーの心離れにより、病気になってしまう。

この2組のカップルを軸に貴族社会の様々な会話が織り交ぜられ物語は進行していくのだが、『戦争と平和』を読んだ時も思ったが、本当にトルストイは人間の心を描き出すのがうまい。完全に悪役、完全に善人という人物を決して作らない。主人公アンナも魅力的ではあるが性格的にはどうしようもない女だ。本当にこういう人周りにいるよね、と言いたくなるような人物ばかりだ。

まったく先が読めない『アンナ・カレーニナ』。中、下巻も楽しみだ。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0