Lady Windermere's Fan [文学 アイルランド]
WildeのLady Windermere's Fanを読み終わった。
LadyとFanという単語からLady Windermereは40歳~50歳の人なのだろうと想像していたのだが、実際は20歳代前半の若奥様。息子が一人いるらしいが、舞台には実際には登場しない。
初め、Lady Windermereとお友だちの会話で始まり、夫Lord Windermereがいかがわしい女にお金をつぎ込んでいるから注意したほうが良い、という忠告を受ける。
その日は、Ladyの誕生日なのだが、その誕生日会に夫が金をつぎ込んでいるといわれているその女性を招待すべきと、夫に言われる。猛烈に反対するが、もう既に夫は招待状を出しており、彼女は誕生日会にやってくる。そして・・・。
読んでいると、すぐにこの夫が金をつぎ込んでいる女性とLady Windermereの関係性が見えてくる。結構その緊張感をはらんだ二人の関係性が面白い。
が、やはりその当時のサロンの慣習や家の様子がわからないと、???の部分が多い。
とはいえ、想像できない部分もあるとはいえ、ストーリー的に面白く、わくわくどきどき感を常にもって読むことが出来た。
やはりWildeは面白い作家だと思う。
2017-01-23 07:57
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