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Hard Times [文学 イギリス Dickens]


Hard Times (Wordsworth Collection)

Hard Times (Wordsworth Collection)

  • 作者: Charles Dickens
  • 出版社/メーカー: Wordsworth Editions Ltd
  • 発売日: 1998/01
  • メディア: ペーパーバック



DickensのHard Timesを読み終わった。 感情を廃した、事実のみを重視する教育によって人生を狂わされた人の物語というあらすじを見て、興味を抱き、読んでみた。 冒頭がとても面白い。 'Now, what I WANT is, Facts. Teach these boys and girls nothing but Facts.' 事実のみを重んじる教育を行う学校を経営するMr. Gradgrind。その子供、TomとLouisaを中心として話は進む。 Gradgrindは自分の子供にも感情を廃した事実のみを重んじる教育を施す。それによって、TomもLouisaも決して幸せとはいえない人生を送ることになる。弟のTomは姉Louisaにお金をせびりお金を湯水のように使って過ごす。その弟のお金を用意するために、全く愛の無い、というより憎しみすら抱いている、工場主・銀行家のMr. Bounderbyと結婚するLouisa。このまま悲劇にまっしぐら、となるのかと思いきや、心あるStephen, Rachael, Sissyによって、物語は温かい結末を迎える。 他のDickens作品ほどドラマティックではないが、心があたたまる良い作品だった。 が、サーカス団の人々や、労働者の人々の言葉が、スペルをわざと間違えており、やはり読みづらかった。
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