SSブログ

The Sixth Amulet [文学 アイルランド]

約20年前、アイルランドのダブリンに1ヶ月、語学研修に行っていた。
そこのホストファミリーがとても素敵な人たちで、その後もずっと文通を続け、Christmas, St. Patrick's Dayには必ずカードを送っている。

そのホストファミリーのお嬢さん、(とはいえ私よりも10歳くらい年上だが)、が本を書いたということで、PDFファイルで送ってくれた。
英文で500ページ弱の大作で、送られてきたときはかなりひるんだ。

しかし読み始めるととても面白く、約一ヶ月で読み終わることが出来た。
非常に単語のレベルは高いものの、文法的には平易で、読みやすかった。
とはいえ、目次もまだなく、登場人物も整理されていたりしなかったので、結構人物関係を把握するのが大変だった。

物語は、6個のAmuletと呼ばれる、お守りをめぐって、善と悪が戦うというようなストーリー。Oranという人に、かつて命を助けられた女性が、悪の女王のような人にうまく丸め込まれ、この地上を支配しようとする物語。はじめの、この女性に対する魔女裁判のシーンが迫力に富んでおり、とても面白かった。ほぼ永遠の命を悪の女王によって与えられた者たちが出てきたり、ちょっとしたラブストーリーがあったり、と本当に多様な物語で、先のストーリーも予想することが出来ず、素晴らしい話だった。

最後が中途半端な感じで終わっており、続編があるのかなあ、と思われる。
楽しみに待ちたい。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。