Oberto(オベルト) [オペラ イタリア ヴェルディ]
ストーリー:★★★★★★★☆☆☆
アリア :★★★★★★★★☆☆
音楽全体 :★★★★★★★★☆☆
ヴェルディの生誕200周年の時に発売されたDVD全集を買ってしまった。
きっかけは、シラー作『たくみと恋』を読んだとき、この作品をヴェルディがオペラ化していると知り、ぜひ聞いてみたいと思ったところ、こんなに素晴らしBox Setが出ていることを知り(というか存在は知っていたが、買おうとは全く思っていなかった)思わず買ってしまった。
そして、彼の作品を一から見ていくことにした。
とはいえ、小さい子供が二人もいるので、なかなかゆっくりみられない。
やっと彼のデビュー作『オベルト』を観終わった。
私の家には、白水社から出ている『〈普及版〉新グローヴオペラ辞典』という本があるのだが、その本の中にも収録されていないような作品。
あまり期待せずに観たが、非常に素晴らしかった。
ヴェルディがこの作品によって、一気に有名作曲家になったということがわかる作品。
また、ヴェルディ作品の中で、唯一原作本がわからない作品らしい。(DVDの解説によると)
テノール、ソプラノ、メゾ・ソプラノ、バスの各々のアリアももちろん素晴らしいが、合唱が非常に印象的でドラマティックで美しく、ヴェルディらしさが光っていた。
途中、タイトルロールでもあるオベルトを殺してしまったリッカルドが自分の行為を悔やむ際にうたわれるアリアと、ヒロインのレオノーラが最後に歌うアリアがとてもよかった。
2018-08-20 14:56
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