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The house at Pooh Corner [文学 イギリス]


A.A. Milne's Pooh Classics: Winnie-the-pooh/ the House at Pooh Corner/ When We Were Very Young/ Now We Are Six

A.A. Milne's Pooh Classics: Winnie-the-pooh/ the House at Pooh Corner/ When We Were Very Young/ Now We Are Six

  • 作者: A. A. Milne
  • 出版社/メーカー: Blackstone Pub
  • 発売日: 2007/11/01
  • メディア: CD



プーさんシリーズの最後The house at Pooh Cornerを読み終わった。
ディズニーではメジャーなティガーTiggerはこの作品から登場する。bounce(跳ね回る)しすぎで、常に周りに迷惑をかけるTiggerだが、カンガルーの子供カンガとは非常に仲が良い。無茶苦茶だが何となく憎めないキャラだ。
この作品の題名どおり、結構「家」をテーマにしたものが多い。Winnie-the-Poohよりも、キャラクター達が思い悩んで深く考える場面が多い気がする。これも息子クリストファー・ロビンの成長に合わせて、作者ミルンが、思考する場面を多く取り入れたということなのだろうか。

本当にこんな空想の世界で遊んだ経験を持つ子どもは幸せだろうなあと思う。来年、長男と一緒にこの2作品を読み返してみようかと思う。(飽きられないといいのだが・・・)

最後に私の大好きな一節を書いておきたい。

What I like doing best is Nothing.

「私の一番好きなことは、何にもしないを、することだ。」

謎かけのような言葉だが、とにかく色々と考えずに何にもせずありのままの世界を受け入れて行動するということなのだろう。成長するということは世界について考えることであり、考えたことを元に行動していくことである。そうして成長するにつれ、仲がよく常に話しかけてくれていたはずのぬいぐるみたちがいつの間にか話しかけてくれないようになる。これは宮崎駿の『となりのトトロ』にも通じる考え方だと思う。

理性的に物事を考えられるようになることはとても大事なことであり、喜ばしいことなのだが、その裏で失われていくものもある。

人生は難しくもあり面白くもある。
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