SSブログ

Personal Recollections of Joan of Arc BOOK1 In Domremy [文学 アメリカ]


Personal Recollections of Joan of Arc (Dover Thrift Editions) (English Edition)

Personal Recollections of Joan of Arc (Dover Thrift Editions) (English Edition)

  • 出版社/メーカー: Dover Publications
  • 発売日: 2012/09/20
  • メディア: Kindle版



Mark Twain 作、Personal Recollections of Joan of Arcを読み始めた。2~3年前、長男と劇団四季の『王子と乞食』を見て、原作に興味を持ち、せっかくなので、色々とMark Twainの本を読もうと思って、買っておいた本の中の一冊。結構文字が小さく、一ページにぎっしり詰まっている感じで、しかも300ページ以上あるので、敬遠していた本。

題名だけ見ると、「何の本」?と思うが、「ジャンヌ・ダルク」の生涯を語ったもの。英語で文字化すると全くジャンヌ・ダルクとは分からない。
ずっと品切れ状態の、岩波文庫版:シラー作『オルレアンの少女』も偶然ブックオフで見つけたので、平行して読んでいこうと思い、遂に重い腰をあげた。

全体は3部に分かれている。
BOOK1 In Domremy
BOOK2 In Court and Camp
BOOK3 Trial and Martyrdom

BOOK1は争いに出るまでのジャンヌ。BOOK2は戦争中のジャンヌ。BOOK3は裁判中のジャンヌを描いているものと思われる。

BOOK1をとりあえず今日読み終わった。子供時代のジャンヌを描いたものだが、純真で、心優しく、正義感にあふれ、自分の信念に従って行動する姿は、子供時代から変わっていないということを伝えたい章なのだろうと思われる。最後のほうで描かれている神の使いとジャンヌの対話は非常に感動的だ。

p.38
"But I am so young! Oh, so young to leave my mother and my home, and go out into the strange world to undertake a thing so great! ~中略~ How can I go to the great wars, and lead armies?- I a girl, and ignorant of such things, knowing nothing of arms, nor how to mount a horse, nor ride it. ... Yet - if it is commanded-"

始めは、神から与えられた責務の重さに、恐れ戸惑っている、が、最後は、「しかし、それが神の御心ならば」と受け入れる。この場面、イエス・キリストの受胎を知らされる聖母マリア、十字架にかけられる前日に祈ったイエス・キリスト、それぞれの場面にそっくりだ。
もちろん、色々なエピソードをもとに、聖書を意識して、マーク・トウェインが書いたのであろうが、本当にジャンヌが森の中で、光に包まれながら神の使いと対話している状態が生き生きとイメージできる、生々しく、素晴らしく美しい場面だ。

やはり構文・単語など結構難解で読み進めるには大変だが、頑張って3月中には読み終わりたい。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。