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Harry Potter & the Deathly Hallows [文学 イギリス]


Harry Potter and the Deathly Hallows

Harry Potter and the Deathly Hallows

  • 作者: J.K. Rowling
  • 出版社/メーカー: Listening Library (Audio)
  • 発売日: 2007/07/31
  • メディア: CD



遂に、Harry Potter シリーズを全巻聴き終わった。
最終巻では、ボルデモート率いる、Death Eaterたちによって魔法省が乗っ取られ、ホグワーツもその影響下に入る。まさに国全体が悪一色に染まる中、パルチザン的抵抗運動を子供たちが行う、という感じの設定になっている。

Mad Blood(魔法使いではない親から生まれた魔法使い)狩りのようなことも行われ、聴いていてナチス・ドイツ、優生学を思い出してしまった。
この作品、前にも書いたが、弱者に対する目が非常に温かく、優しい。常に虐げられてきた妖精たち。巨人族、Mad Bloodその他、魔法界の主流に属さない、差別を受けている人が救われていく物語でもある。

ハーマイオニーという心優しい、頭のいい、女性が核となりコミュニティは変わっていく。確かにHarry Potterが主役の物語なのであろうが、この物語を通して伝えたかったことは、おそらくハーマイオニーに行動を通して伝えられているのであろうと思う。

この最終巻は戦いの場面が多く、イマイチ聴いているだけではよくわからない部分も多かったが、作者の伝えたいことはとてもよく分かり、すごく感動的だった。

機会があれば、実際にテキストに目を通し、読みたい。
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