ペパーミントの小さな魔法 [文学 日本 児童書 魔法の庭シリーズ]
ペパーミントの小さな魔法―魔法の庭ものがたり〈3〉 (ポプラ物語館)
- 作者: あんびる やすこ
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2008/04/01
- メディア: 単行本
『ペパーミントの小さな魔法』を読み終わった。
今回はコンクールで優勝してしまうほど素晴らしい腕前のピアニスト、エイプリルが登場する。この女の子も初めは誤解等のためツンツンしているが、ジャレットのハーブの力によって、誤解が段々と溶けていき、最後はジャレット、スーと仲良しになる。
この巻では6匹の猫たちも大活躍する。こども向けの本ということもあり、伏線なども非常にわかりやすいが、それなりに面白い。そしてこのピアニスト、エイプリルが心を回復する過程でも、「誰かのために」ということが非常に重要な役割を演じる。「誰かの為に」何かをすることで、心が回復し、落ち着く、というのは非常に素晴らしい。キリスト教精神にも通ずるものであり、「情けは人の為ならず」という言葉とも近いものがある。
ちなみに一点気になったのだが、恐らく、楽譜は「暗譜」するものであり、「暗記」するものではないと思う。編集者等も読んで、本にしているのだとは思うのだが・・・。
2019-08-10 05:19
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