わがまま姫と魔法のバラ [文学 日本 児童書 魔法の庭シリーズ]
魔法の庭ものがたり10 わがまま姫と魔法のバラ (ポプラ物語館)
- 作者: あんびるやすこ
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2011/10/04
- メディア: 単行本
『わがまま姫と魔法のバラ』を読み終わった。
遂に10巻まで完読。
今回のテーマは、自分のさみしい思いを解消するためにはどうしたらよいか、というもの。
何が寂しかったり、悔しかったりすると、どうしてもそれを忘れようとしたり、人に当たり散らしたり、負の方向でその想いを解消しようとしたり、一時的にスッキリするような方法で、解決しようとすることが多い。しかし、それでは本質的には何も解決しない。
スーの、ホテルにやってきたジャレット、スー、エイプリルと同年代の女の子は非常にわがまま。しかし、そのわがままも実はさみしさから来たものだった。初めは単純な解決法しか見つけられず、一時的な解決を図るような処方しかできなかったジャレットだが、自分の体験や様々な出来事から、希望こそが本質的な解決策なのだと知り・・・。
何かあった時に、後ろ向きではなく、前向きな解決策を探ることこそ、本質的な解決策なんだということを改めて気づかせてくれる作品となっている。
ハーブを通して人生で大切なことを色々と教えてくれるこの物語集。とても好著だと思う。
2019-08-17 13:36
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