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ローズマリーとヴィーナスの魔法 [文学 日本 児童書 魔法の庭シリーズ]


魔法の庭ものがたり14 ローズマリーとヴィーナスの魔法 (ポプラ物語館)

魔法の庭ものがたり14 ローズマリーとヴィーナスの魔法 (ポプラ物語館)

  • 作者: あんびる やすこ
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2013/11/22
  • メディア: 単行本



今回のテーマは、「ローズマリー」というハーブと「結婚」。
ローズマリーというハーブは、むかしから 結婚式にも葬式にも使われてきたらしい。
それを見てジャレットは、「うれしいときにも悲しいときにもつかわれたなんてほんとうにふしぎ」と思う。

「結婚」というものは、「うれしいときにもかなしいときにも寄り添っている」ことなのだということがわかる。聖書の一節も飛び出し「健やかなるときも病めるときも、富めるときも貧しいときも、生涯変わらず~」。

そして実際に結婚をすることになった大女優のオリビアが言った言葉が、私が大学時代からずっと思っていて、恋愛話をしていた時に、友だちに言ったこととあまりにも同じだったのでびっくりだった。

p.p. 121~122
「でも、ずっと近くにいることだけが『いっしょにいる』ってことじゃないと思うの。一番大事なのは、どんなときでも相手を思いつづけることなのよ。それが『いっしょにいる』っていうことだと思うわ。」
とかく、人は、一緒にいる、一緒にやる、など物理的に同じことを求める。しかし大事なのは精神、心であり、形ではなく中身なのだ。

前巻の「お揃いを求める」ことと「常に一緒にいるのを求める」ことは本質は一緒だ。形だけを求めていてもしょうがない。形から入って中身を整えることはよっぽど難しい。中身を整えて初めて形が整うことが全てだ。

14巻まで読み終わったが、常に新しいステキなメッセージが込められている。
本当に一巻一巻は短いがエッセンスがギュッとつまったステキなシリーズだ。
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