魔法の庭の宝石のたまご [文学 日本 児童書 魔法の庭シリーズ]
魔法の庭ものがたり20 魔法の庭の宝石のたまご (ポプラ物語館)
- 作者: あんびる やすこ
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2017/03/07
- メディア: 単行本
今回は、イースターがテーマ。
イースターの「エッグハント」いわゆる「たまご探し」に端を発し、「夢探し」「夢を叶えること」についてジャレットが考えるというストーリー。
夢を叶える方法はたくさんある、そこに行き着くまでの時間もそれぞれ違うというもの。日本で生活していると、どうしても皆が同じように同じテンポで何かを行い、達成することを暗黙的に強いられることが多い。しかし、自分のペースで自分のやり方で達成できればよい。
最近は、色々なことが認められるようになっている。育児休暇などを取る男性が増えたこともそうだし、LGBTの権利が徐々に認められていることもそうだし、日本も少しずつではあるが、個人を尊重できる社会に変わりつつある。
とはいえ、まだまだである。くだらない伝統にとらわれることなく、もっともっと個を、つまり人間一人ひとり、自然のありのままを大切にしていける社会になっていってほしい。
最後に、カエデの木の精、ガーディーの一言を紹介して終わりたい。
p.p.140~141
「夢は遠くにかがやく道しるべのようなもの。それがずっとかがやいていて、あなたがそれを見うしなわないことが大切なのですよ。たとえ、いますぐにその光の下にまっすぐにたどりつけなくても、うまくいかなくて、光から遠ざかってしまうことがあっても、それでもいいのです。光を見うしなわなければ、きっとあなたはトパーズのようになれますよ」
2019-08-31 04:55
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