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ハーブ魔女とふしぎなかぎ [文学 日本 児童書 魔法の庭シリーズ]


魔法の庭ものがたり22 ハーブ魔女とふしぎなかぎ (ポプラ物語館)

魔法の庭ものがたり22 ハーブ魔女とふしぎなかぎ (ポプラ物語館)

  • 作者: あんびる やすこ
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2018/06/30
  • メディア: 単行本



魔法の庭シリーズを遂に読み終わった。一応23巻まで出ているらしいが、近接の図書館にはまだおいていないので、取り敢えずはここまで。

今回のテーマは身近なものの大切さ。

スーのホテルに、世界的に有名なレストランを紹介する書き手がやってくることなり張り切るスーのホテルの料理長。世界中から美味しいものを集めて、試食会で出すが非常に不評。
結局、「おいしい」「素晴らしい」と評判のものは「そういう評判」だからおいしい、すばらしいと思うのであって、本当にそうなのかはわからない。

結局は、日常的、普段通りなものが素晴らしい、という結論に達し、普段からホテルで提供している料理が出され高評価を得る。

いつも書いていることだが、私はお祭り騒ぎが嫌いだ。普通であること、日々の実践を大事にすることこそが素晴らしいことであり、その積み重ねが新しいものを生み出すのだ。

よく、「先生こんにちは」みたいな、有名人が一回だけ学校にやってきて素晴らしい授業をして帰っていくというような番組があり、こんな授業が展開されたら子供も飽きずに勉強できるのに、みたいな展開になるが、それが特別だから楽しいであって、それが日常になったらきっと子供たちも飽きるだろうし、そもそも特別な授業を年間通して行うこと自体がこんなんだ。

最近若干マンネリ化し、飽きてきていたこのシリーズだが、この巻は結構面白く、楽しめた。
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