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エトワール!6 旅立ちのコッペリア [文学 日本 児童書 青い鳥文庫]


エトワール! 6 旅立ちのコッペリア (講談社青い鳥文庫)

エトワール! 6 旅立ちのコッペリア (講談社青い鳥文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/06/13
  • メディア: 文庫



最近、非常に忙しく、子どもと本を読む時間もあまり取れないために、長男と一緒に読んでいる『エトワール!』6巻を読み切るのにかなり時間がかかってしまった。

遂に、主人公森原めいも、6年生になり小学校を卒業する。
今回は、卒業式に向かう小学校の様子と、ルナ・バレエカンパニーという大きいプロのバレエ団主催の『コッペリア』の脇役として舞台に立つまでの様子を交互に描く形で物語は進む。
恐らくこのルナ・バレエカンパニーは、熊川哲也主催のKカンパニーをモデルにしているんじゃないかと思われる。

色々な人たちの恋の模様も若干進展を見せ、めいと徹くんの関係もかなり接近していっている。この青い鳥文庫の特徴だが、主人公めいが天才的ではなく、失敗ばかりだが、とにかく一つ一つのことに真摯に取り組むところが読んでいて非常に心地よい。

物語の最後で

p.244
「出演者も、演奏者も、お客様も、たくさんの裏方の人たちも・・・・・・みんなの心がひとつになって、この舞台が出来上がっているんだ」

という言葉はどんな分野にも当てはまると思う。
どんなことをやっていても、それを助けてくれる人がいて成立する。表舞台に立つ人たちはそれを忘れてしまいがちだが、常に謙虚にこうしたことを忘れないでもらいたい。
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