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愛と偶然の戯れ [文学 フランス]


マリヴォー・ボーマルシェ名作集 (1977年)

マリヴォー・ボーマルシェ名作集 (1977年)

  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2020/09/01
  • メディア: -



マリヴォー作『愛と偶然の戯れ』を読み終わった。
貴族の娘と、息子が、お互い、親が勧める結婚相手の真の姿を見極めようと、召使になりすまし、相手に接近する話。

結局は、貴族の娘と息子、召使通しがお互いを好きになり、ハッピーエンドで終わる。

貴族と平民の壁というものが、絶妙のバランスで話に織り込まれており、その壁を残したまま、心の美しさを引き出そうとするこの戯曲。本当に考え尽くされた素晴らしい話だと思う。

だが、前作『恋の不意打ち』もそうだったが、読んでいるうちになんとなくシェイクスピアを彷彿とさせた。なぜなのだろうか。変装して恋をする、あたりがシェイクスピアの喜劇っぽいのだろうか。

まあ、なんにせよ面白かった。
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