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うさぎ屋のひみつ [文学 日本 安房直子]


うさぎ屋のひみつ (現代の創作児童文学4)

うさぎ屋のひみつ (現代の創作児童文学4)

  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 1988/02/22
  • メディア: ハードカバー



ブックオフで偶然この絶版になってしまった本を見つけ、思わず買ってしまった。収録作品は4作品。
1. うさぎ屋のひみつ
2. 春の窓
3. 星のおはじき
4. サフランの物語

1~3は他の本にも収録されており既読作品だったが、再読。
1は怠け者の奥さんに美味しい夕御飯をデリバリーしてくれるうさぎさんのお話。うさぎは若干あくどい部分もなくはないが、そんなにひどいこともしていないので、結末がうさぎにはちょっとかわいそうな気がした。だが、当のうさぎは前向きな感じになっているのでいい気がする。

2は、貧乏な画家が猫に助けられ、絵が売れるようになり、奥さんまで手に入れることに。この間読んだヒラメの話と重なるテーマではあるがやはり面白かった。

3は、いじめられ、泥棒めいたことをしてしまう少女の物語。これも暗い話だが、最後は希望を持って終わる。

唯一の未読作だった4だが、もう一歩だった。お母さんとまりで一緒に遊んでいるうちに、まりが飛んでいってしまい、それを追いかけているうちにサフラン畑に行き着き、そこであったあ婆さんに鳥に変えられてしまう少女の話。最後は親の愛が勝つ、という話。

絶版になっている本はどうしても欲しくなってしまう。とはいえ、重なる作品が多かったので少し残念な気がする本だった。
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