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弦楽三重奏曲第四番 ハ短調 [ベートーヴェン 室内楽曲 弦楽三重奏]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

やはり短調の曲は、メロディが立つというか、個性が際立つというか、聴きやすい。

第一楽章 かなり悲劇的な出だし、その後、物悲しいひどく悩み苦しむメロディが続く。時折、前向きになろうとしようとするのだが、すぐに暗い影がさす。途中、三者が同じメロディを繰り返す部分が、対位法的でフーガのようで聴いていて心が吸い込まれる。

第二楽章 穏やかな緩徐楽章。同じメロディを若干音程をずらしながら繰り返すのが、ずっと聴いていると心に響いてくる。

第三楽章 スケルツォ楽章なのだが、短調を基調としており、悲劇的な感じは続く。

第四楽章 こちらもフィナーレ楽章なのだが、悲劇的な始まり。そのあと、ヴァイオリンが明るさを伴った美しい伸びやかなメロディを奏でる。最後は明るく穏やかに終わる。
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