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いまひとたびの 百人一首姫物語 [文学 日本 児童書 青い鳥文庫]


いまひとたびの 百人一首姫物語 (講談社青い鳥文庫)

いまひとたびの 百人一首姫物語 (講談社青い鳥文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/11/10
  • メディア: Kindle版



百人一首の歌にある背景を描いた小説。
子供向けということもあり非常に読みやすい。

一首目 赤染衛門
二首目 和泉式部
三種目 伊勢大輔
四種目 小式部内侍
五種目 大弐三位

赤染衛門は『栄花物語』の作者とも言われている。とても穏やかで皆に好かれる才女だったらしい。
和泉式部は恋多き女と言われていたらしいが、彼女の純粋さが際立つストーリーになっておりとても良かった。

全五話がうまくつながるようになっており、一つ一つは独立していて、さらに語り手も変わるのだが、違和感なく次の話、次の話と進んでいける。和泉式部の娘・小式部内侍と、紫式部の娘・大弐三位の話もとても興味深く面白かった。

色々と読んだが、やはり和歌は体に入ってこなかった。とはいえ、これをきっかけに少しでも百人一首が覚えられればと思う。

中学生にオススメの本だ。
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