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ピアノ・ソナタ第二十四番 嬰ヘ長調 テレーゼ [ベートーヴェン ピアノ・ソナタ]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

テレーゼという伯爵令嬢に捧げられたことから「テレーゼ」という愛称を持つらしい。

第一楽章 とても優しい出だしで始まる。小川のせせらぎのような静かに流れるような美しい主題が続く。第二主題も青年期の心の繊細な揺れを表現しているような美しさをもっている。とにかく終始美しさが支配している曲である。
第二楽章 3分弱の短い曲。第一楽章から一転。感情を表出するような激しさとスピート感に満ちている。明るく前向きになれそうなところを常に何かが押しとどめているような感じ。若者の、常に何かに追い立てられイライラしている感じ。最後まで明るさと暗さが入り混じった若者の心を表したような曲。

非常に繊細で美しい曲である。ベートーヴェンが気に入っていたのも分かる。
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