シューベルト 歌曲集12 [シューベルト 歌曲]
1815年(18歳)から1816年(19歳)にシューベルトによって書かれた作品。優しい曲が結構並んでいる。
01. D.330 「墓」
★★★★★★☆☆☆☆
題名通りどちらも暗い感じだが、合唱曲で、どこか讃美歌的な響きがある。
02. D.362 「満足」
★★★★★☆☆☆☆☆
軽い感じの曲。普通
03. D.140 「アリ・ベイの嘆き」
★★★★★☆☆☆☆☆
男声二人で歌っている。確かに嘆いている感じの曲。
04. D.363 「クロエに」
★★★★★★☆☆☆☆
少し優しく哀愁漂う感じの曲。
05. D.358 「夜」
★★★★★★★☆☆☆
しっとりとした穏やかな曲。子守歌のような感じ。
06. D.359 「ただ憧れを知るものだけが」 ゲーテ詞
★★★★★★☆☆☆☆
チャイコフスキーの歌曲で有名な詩。息の長いゆったりとした美しい旋律で始まり、淡々としたピアノ伴奏の少し語るような場面の後、激しく感情をぶつける箇所がやってきて、再び息の長い美しい旋律となり終わる。
07. D.295 「希望」 ゲーテ詩
★★★★★★☆☆☆☆
題名通り、希望に満ち溢れており、軽い跳ねるような感じのピアノがとても印象的な曲。
08. D.296 「月に寄せて」 ゲーテ詩
★★★★★★★☆☆☆
ゆったりとした美しい旋律の曲で、月へ寄せる綺麗な心が良く現れている。
09. D.342 「私のピアノに寄せて」
★★★★★★★★☆☆
とても優しく、愛するピアノに捧げられている感じでとても心落ち着く曲。隠れた名曲。
10. D.344 「5月の最初の朝に」
★★★★★☆☆☆☆☆
若々しさに溢れた曲。
11. D.371 「嘆き」
★★★★★★☆☆☆☆
まさに嘆いているかのような曲。
12. D.372 「自然に寄せて」
★★★★★★☆☆☆☆
優しさと懐かしさに溢れた曲。
13. D.373 「母が部屋を通る」
★★★★★★★☆☆☆
緊張感に満ちた非常に美しい曲。
14. D.150 「ローダの亡霊」
★★★★★★☆☆☆☆
まるでオペラの一場面のような感じ。女性がひとり自分の部屋で悩み悲しむ場面から始まり、だんだんと悩みが深まっていき苦しんでいる様子が描かれているような曲。メロディは綺麗で聴きやすい。最後は明るく終わる。
15. D.367 「トゥーレの王」 ゲーテ詩
★★★★★★☆☆☆☆
非常に暗いが、メロディがとても美しく心に残る。亡くなってしまった妻の墓に忠実な王さまという設定。歌詞にぴったりの曲になっている。
16. D.368 「狩人の夕べの歌」 ゲーテ詩
★★★★★★★☆☆☆
恋人を想う男性の曲?明るさと美しさがある曲。ピアノの優しく気分の高揚を表すような音が上がっていく伴奏も良い味を出している。
17. D.369 「馭者クロノスに」 ゲーテ詩
★★★★★★★☆☆☆
「魔王」にも通じるような、スピード感と物語性を持った曲。
18曲目 D375 「オスカルの死」
★★★★★★☆☆☆☆
15分を超える大作だが、やさしいメロディが心に響く曲。ドラマティックに始まるが、すぐに内省的な静かな雰囲気になる。最後はしっとりと終わる。長いがメロディが綺麗なので、そこまで飽きない。
19. D.376 「ロルマ」
★★★★★★☆☆☆☆
こちらもオペラ・アリアのような感じで、非常に高音で始まり、静かに、しかしどこか情熱的な感じで始まり、緊張感のある雰囲気となり、最後は優しい雰囲気で終わる。
20. D.383 「墓」
★★★★★★☆☆☆☆
1曲目のD.330と同じ詩。この曲も暗い感じだが、同様に讃美歌的な響きのある合唱曲となっている。
21. D381 「朝の歌」
★★★★★★☆☆☆☆
まるで、どこかの国家のような崇高さと美しさと力強さを持った前向きな曲。ピアノの優しいサポートぶりもとても良い。
22. D.382 「夕べの歌」
★★★★★★☆☆☆☆
流れるようなピアノ伴奏に乗って、非常に息の長い美しいメロディが歌われる。
2021-03-31 15:17
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