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交響曲第四番 イ長調 イタリア [メンデルスゾーン 交響曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

メンデルスゾーンの交響曲の中では、一番の人気作。イタリア旅行中に書き始められたため、この名がついたらしい。

第一楽章 有名なタータッタ、タータッタ、タータラララ~という出だし。基本的にこの主題が姿かたちを変えて繰り返される楽章。
第二楽章 愁いを帯びた心の底から悲しみを表出するようなメロディが弦楽器によって奏でられる。それを管楽器が引き継ぎ、弦楽器は伴奏に回る。この部分が非常に美しい。少し光が見えてくるような雰囲気がところどころ現れるが、基本的に悲劇的な曲調で進む。
第三楽章 優雅な舞踏曲のような感じ。
第四楽章 嵐を告げるかのような大音量で始まる。その後も森中が混乱しているかのように、色々な音が混乱の様子を表す。嵐がやんで伸びやかなメロディが途中流れるが、すぐに穏やかさは打ち消され悲劇性を帯びていき、第一楽章の初めの明るさはどこへやら、何故か短調で悲劇的に終わる。

不思議な曲である。第一楽章の出だしが有名な曲だが、ベートーヴェンの「運命」同様、その部分以外の部分に聴きどころの多い曲といえる。
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