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交響曲第三番 イ短調 スコットランド [メンデルスゾーン 交響曲]

評価
★★★★★★★☆☆☆

メンデルスゾーンがスコットランド滞在中に作曲したためこの名が付けられているらしい。

第一楽章 まさに、スコットランドの香り漂う高貴で美しい楽章。まるでスコットランド幻想曲のような趣き。まったく交響曲の第一楽章っぽくなく、わたしにはどれが主題なのか全く分からない。ひたすら美しいメロディが流れ続ける。
第二楽章 お城に入ってくつろいでいるかのような楽し気な曲。牧歌的でありながら貴族的な雰囲気も漂う不思議な曲。
第三楽章 暗い雰囲気の序奏から入るアダージョ楽章。静かに第一主題が、弦のピッチカートの伴奏に乗って、ヴァイオリンによって奏でられる。再び暗い悲劇的なメロディが流れる。ティンパニーが悲劇性を強めるが、その後再び穏やかな曲想が訪れる。この楽章も非常に幻想的な雰囲気で曲が進んでいく。
第四楽章 若干悲壮感を帯びたこれから戦いに挑むかのような曲で始まる。英雄的な音楽は続き、最後は明るく終わる。

スコットの『湖上の美人』をイメージさせる幻想的で美しい曲だ。
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