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ゆめみるトランク 再読 [文学 日本 安房直子]


ゆめみるトランク―北の町のかばん屋さんの話 (わくわくライブラリー)

ゆめみるトランク―北の町のかばん屋さんの話 (わくわくライブラリー)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/06/06
  • メディア: 単行本



前に図書館から借りて読んだ『ゆめみるトランク』を、ネットで古本を購入し再読。
真面目で世間なれしていない、カバン職人の上原一郎さんが、自分で作ったしゃべるトランクのおかげで、お客がいっぱいくるかばんやになり、奥さんまで見つける話。

1. かばんの中にかばんをいれて
2. 夕空色のかばん
3. 夜空のハンドバッグ
4. ねことトランク
5. はりねずみのランドセル
6. 魔術師のかばん
7. 鹿のかばん
8. 小さい小さい絵本
9. はりねずみのお礼
10. 春風のポシェット

1で、しゃべるトランクに促され、お店にたくさんある在庫かばんをたくさん大きなトランクに詰め、南の町にカバンを売りに行く一郎さん。そこで一気にカバンは売れる。
2で、小学校の先生ゆき子さんに、子どもの作文やノートをたくさん入れられるカバンを作って欲しいと頼まれ作ってあげる。そのあと、残った生地で財布を作り彼女にプレゼント。
3では、その後仲良くなったゆき子さんに勧められ、夜空色のバッグを作り、これが大ヒット。その後二人は結婚。
4では、ゆき子さんが結婚ともに連れてきたねことトランクの交流を描く。
5では、背中にある針のせいで、うまくランドセルが背負えないはりねずみにランドセルの注文を受け、皆でアイデアを出し合う話。
6では、カバンに穴を開けてしまった魔術師からかばんの修理を頼まれる。
7では、「自分が死んだらその皮でカバンを作って欲しい」と頼まれる話。何だか『スーホの白い馬』を彷彿とさせる話だった。
8では、6で頼まれたハリネズミに、妻のゆき子さんが小さい絵本を作ってあげる話。本の中の本となっていて、面白い。
9では、ハリネズミがランドセルを取りに来て
10では、春一番の風が、自分のシューズを入れるバッグを注文。後に来る他の風達のためにウインドウに飾っていたっところ、町の女の子たちの目にとまり、こちらも大ヒット。

真面目で不器用な男の人が素敵な女性を見つけ、自然と交流し、成功する話。この手のストーリーを欠かせると本当に素晴らしい。
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