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チェロ・ソナタ第二番 二長調 op.58 [メンデルスゾーン 室内楽曲]

評価
★★★★★★★☆☆☆

チェロの特性を生かした非常に優れた曲。4楽章構成というのも珍しい。

第一楽章 美しい若干愁いを帯びたメロディで始まる。チェロも終始伸びやかにメロディを歌うのだが、とにかくピアノが伴奏、メロディ関係なく大活躍し続ける。憂いの中に秘められた強い感情が素晴らしく描かれている。
第二楽章 交響曲のスケルツォ楽章のような、独特のリズムを持った民族舞踊を思わせる楽章。非常に聴いていて面白い。
第三楽章 ピアノが交響的な雰囲気を醸し出しながら音楽を始める。アダージョ楽章なのだが、どこまでも広がっていくような雰囲気を持つとても美しい曲。
第四楽章 ピアノが劇的な感じで曲を始まる。それにこたえるようにチェロも凄まじいスピードで音楽を奏でる。まるで両者が戦っているかのような曲を終始展開する。

第一楽章=ブラームス
第二楽章=ドボルザーク
第三楽章=マーラー
第四楽章=ベートーヴェン
という感じの音楽になっており、様々な要素を楽しめる素敵な曲となっている。あまり有名ではないのかもしれないが、ぜひ多くの人に聴いて欲しい曲だ。
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