ヴィオラ・ソナタ ハ短調 [メンデルスゾーン 室内楽曲]
評価
★★★★★★★☆☆☆
第一楽章 ピアノとヴィオラが、哲学的な対話をしているかのような、非常に厳しい感じの序奏を経て、激情的な第一主題をヴィオラが奏でる。その後、明るめの第二主題をピアノが奏で、終始スピード感のある、対位法的な素晴らしいメロディをお互い奏で続ける。
第二楽章 民族舞踊のような、スケルツォのような面白いリズム感とメロディを持った楽章。途中の穏やかな美しいメロディも印象的。
第三楽章 穏やかな主題をピアノが奏で、同じメロディをヴィオラが受ける形で始まる。変奏曲。途中の天国的な美しさがとても良い。最後は盛り上がって終わる。
ヴィオラ・ソナタという曲自体少なく、この曲はヴィオラ奏者にとっては宝石のような曲なのではないだろうか。隠れた名曲であると思う。
2021-06-09 05:26
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