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ピアノ四重奏曲 第二番 Op.2 ヘ短調 [メンデルスゾーン 室内楽曲]

評価
★★★★★★★★☆☆

第一楽章 心の苦しみをひとり吐露し悩んでいる青年を描いているような始まり。一瞬明るさが見えるが、再び冒頭の悩みの主題が現れる。この二つの、沈鬱状態と心の高揚状態の二つが順々に繰り返される非常に内面的な楽章。
第二楽章 とても美しいアダージョ楽章。ピアノの淡々としたソロから入り、段々弦が加わっていき、ピアノがアルペジオで流れるような伴奏をするあたりは最高に綺麗だ。
第三楽章 第一楽章の悩みをまだ引きずっているかのような楽章。しかしスピード感があるので、前へ進もうという感じがある。
第四楽章 決然とした感じの、心のどこかに何かは引っかかっているけれでも、道を切り開こうと頑張ろうとする様子が描かれる。スピード感が有り聴いていて楽しい。最後は凄まじいまでの盛り上がりを見せる。

この曲も大傑作なのではないだろうか。
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