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わるくちのすきな女の子 [文学 日本 安房直子]

安房直子作、『わるくちのすきな女の子』を図書館で借り読んだ。

ポプラ社から1989年に出版されたもので、もう絶版。中古などもほとんど市場に出回っていない。

いつも悪口ばかり言っている女のコが、魔女によって鳥に姿を変えられてしまい、色々な苦難を経た後に、何とか人間に戻るという話。最後は親のもとに帰ってめでたしめでたし、とはならず、自分の家からずっと遠いところで、小さな宿に連れて行ってもらってそこでミルクをもらって終わるあたりが、安房直子作品らしい。

様々な昔話や聖書の題材などが巧みに編みこまれており結構楽しかった。安房直子にしては結構の長さの作品である。教訓めいた作品というのも、彼女には珍しい。
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