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図書館戦争 図書館戦争シリーズ1 [文学 日本 有川浩]


図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)

図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2011/04/23
  • メディア: 文庫



有川浩の『阪急電車』を読んで、あまりにも素晴らしく、ほかの本も読んでみようと図書館でいろいろ探しているところこの本に出会った。

正直題名も微妙だし、先頭ものSFものは私はあまりに好きではないし、あらすじよんでもつまらなそうだし、とそのまま借りずにいたのだが、よく調べるとかなり面白そうなので借りて読み始めた。

昨日ひたすら読み進め、ほぼ一日この本を読んでいた。

この本には様々なテーマが描かれている。
◎まさにここに書かれている、「本の検閲」ということは今後も起こりうる可能性のある事態であるし、日本においてはまさに起こりうるし、さらに言えば現実に今も起きているといっても過言ではない。
◎正義のための暴力は許されるか、というのも思いテーマだ。専守防衛であれば暴力を行使することも許されるのか、これは日本が自衛隊という軍隊を持った時点からずっと考えられてきたテーマでもある。
◎人を守るために、法律に違反する行為はどこまで許されるのか、というのも重いテーマだ。

とにかく重く難しいテーマを織り込みながらも、純粋で不器用な人間たちの恋愛模様も描かれており、とにかく登場人物一人ひとりが魅力的すぎる。主人公、真っ直ぐで純粋でおバカな郁、情報収集能力に優れ八方美人で本当に美人でモテモテの柴崎。この対照的な二人がとにかくそれぞれに魅力的なのがまた良い。

とにかく色々な側面で楽しめる本だ。
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