カンタータ 第140番 目覚めよと呼ぶ声あり [バッハ カンタータ]
三位一体節後第27日曜日に奏される曲らしい。
第一曲 合唱
★★★★★★☆☆☆☆
高貴な若干弾むような前奏に引き続き、息の長い穏やかな旋律が歌われる。その裏で縦横無尽に動き回るオケ伴奏も美しい。後半ハレルヤ・コーラスとなる部分がとても綺麗だ。
第二曲 レチタティーヴォ
★★★★★☆☆☆☆☆
悲しげな旋律で語る歌。結構綺麗な曲。
第三曲 ソプラノ&テノール二重唱
★★★★★★★★☆☆
哀愁漂う非常に美しいメロディをソロ・ヴァイオリンが奏で、ソプラノがそれに応え、それを追うようにテノールが歌う。途中洗われるソロ・ヴァイオリンが美しい。終始ヴァイオリンが活躍する三重奏のような曲。
第四曲 テノール独唱
★★★★★★★★★☆
超有名な流れるような後期この上ない美しいメロディを弦が奏でる。このメロディはこの曲を通してずっと流れ続ける。歌っているのはテノールなのだが、正直このメロディが印象的すぎてテノール独唱は単なる伴奏にしか聞こえない。
第五曲 レチタティーヴォ
★★★★☆☆☆☆☆☆
普通のレチタティーヴォ。
第六曲 ソプラノ&バス二重唱
★★★★★★★☆☆☆
今度はオーボエが若干鄙びた感じの美しいメロディを奏でた後、ソプラノとバスが愛の語らいのような二重唱を奏でる。
第七曲 合唱
★★★★★★★☆☆☆
「グロリア」と、神の栄光を讃える素晴らしく感動的な曲で終わる。
声が他の楽器の一部となっており、ベートーヴェンの第9交響曲を先取りしたかのような曲。
2021-09-24 04:55
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