ホテル・ルワンダ [映画]
もう15年近く前だろうか。教えていた生徒に、『ホテル・ルワンダ』という映画を観てとても感動したから観てみて、と言われ、それがルワンダ虐殺を扱った映画であるということでずっと気になっていたのだが、長い年月見ないで来た。
先日、偶然Hard OffでこのDVDを見つけ購入し遂に今日観た。フツ族とツチ族の関係性、歴史的背景などを知ってから見ないと、何が行われているのかイマイチわかりづらい作品かもしれない。
初めは自分の家族を守ることを第一に考えていた主人公ポールが難民たち全員のことを考え行動するようになっていく過程は感動的だ。
ユダヤ人とアラブ人の対立・パレスチナ問題にしても、ツチ族とフツ族の対立・ルワンダ紛争にしても、結局白人たちの勝手な統治政策がもたらした問題だ。それに対して正面から向き合おうとしないヨーロッパの国々はなんなのだろうか、という気持ちがこの映画を見ながら湧き上がった。しかしこれはアジア諸国に対して正面から向き合おうとしない日本という国家にも同じことが言える。
改めて歴史を学ぶことの大切さ、そして学んだことを行動に生かしていくことの大切さを考えさせられる映画だった。
2021-10-13 13:10
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