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交響曲第一番 ニ長調 [マーラー 交響曲]


Symphony 1

Symphony 1

  • 出版社/メーカー: EMI Classics France
  • 発売日: 2004/08/24
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★★☆☆
もやっとした日の出前の森の雰囲気で始まる。若干不穏な空気も流れているが、ホルンの柔らかい音で太陽が姿を現し、カッコウが鳴くことで森が目覚め始める。伸びやかな平和で牧歌的なメロディが全体を満たす。幸福感に満ちたとても美しい部分。段々力強さを増して活動的になっていく。15分を超える長い楽章だが、カッコウのテーマが終始鳴り続け、飽きることなく聴ける。最後は第四楽章の英雄的なテーマも若干顔をだすなど楽しい楽章だ。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
力強い三拍子の曲。メロディも悪くなく楽しんで聴ける。途中ファンファーレが鳴った後、優雅な宮廷の舞踏音楽のような夢見るような雰囲気になる。最後は元のメロディが回帰され終わる。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
ティンパニーの重い音が鳴り、葬送行進曲のようなメロディを弦がゆったりと奏でる。途中ハープの美しい音が鳴り始め、美しい天国の音楽のようなメロディが奏でられる。

第四楽章
★★★★★★★★☆☆
シンバルの音で楽章は幕を開け、劇的な嵐のような音楽が始まる。その後しばらく争いを描いているかのような激しい音楽が続くが、その後穏やかになり、ゆったりとした伸びやかな美しいメロディが流れる。その後第一楽章のテーマなども顔をだし、最後は勝利感たっぷりの英雄的な雰囲気になり圧倒的なパワーで終わる。20分近い楽章だが、全く飽きることなく聴ける。

かなり長い交響曲ではあるが、マーラーの中では短くかなりコンパクトにまとまっているので、聴きやすい。自分はマーラー作品のなかで一番聴いており気に入っている作品かもしれない。
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