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交響曲第二番 ハ短調 [マーラー 交響曲]


マーラー 交響曲第2番 復活 他 ワーグナー 【HQCD】

マーラー 交響曲第2番 復活 他 ワーグナー 【HQCD】

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2010/01/20
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
悲劇的な弦の鋭い演奏で始まる。この印象的な劇的なテーマは第一楽章を通して繰り返される。優美な第二主題が美しい。広い草原を描いたような伸びやかな展開部も聴いていて心落ち着く。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
アンダンテ楽章。穏やかな美しいメロディが奏でられて始まる。その後少し不穏な空気が流れ始めるが、再び元の美しいメロディに戻る。突然嵐がやってきたかのような激しい音楽になる。最後の弦のピッチカートによる演奏などもアクセントになっており面白い。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
ティンパニーの激しい音で開始される魔女たちのパーティーのような音楽。ムチで何かを叩いているかのような音も印象的だし、弦のピッチカートの伴奏も独特の高揚感を醸成している。魔女の親分が来たかのような中間部の盛り上がりも面白い。その後にやってくる穏やかな魔女たちが眠りにつくかのような音楽もきれい。

第四楽章
★★★★★★★☆☆☆
アルトによる独唱。非常に美しく感動的なメロディで始まるが、途中から哀愁を帯びた悲し気なメロディになる。最後は初めの美しいメロディに戻りしっとりと終る。

第五楽章
★★★★★★☆☆☆☆
a
非常にドラマティックな雰囲気を管楽器が演出して始まる。その後、弦楽器が静かに天国へ誘うようなメロディを奏でる。途中行進曲のような悠然とした雰囲気になる。(弦楽器のピッチカートが伴奏に用いられている?)その後広がりのある美しいメロディが流れ、最後再び初めのドラマティックな雰囲気が回帰され終わる。
b
少し暗い陰鬱とした感じで曲が始まり、途中若干男声合唱の声も聞こえ、弦のピッチカートにより天への道に導かれていき曲はドラマティックにクライマックスへ進んでいく。
c
太鼓の連打の後、悲劇的なメロディを管並びに弦が奏でる。地獄が口を開いて人々を吸い込もうとしているかのような感じ。悠然とした行進曲のようなaの中間部の雰囲気になる。段々と怪しげな雰囲気なりその後、フィナーレへと向かって曲は整った雰囲気になっていく。
d
ホルン(?)の平和な音に導かれあたりに垂れこめていた不穏な雰囲気が晴れていく。音が力を増して行き再びドラマティックになり、中間部で天国的な音楽に変化する。曲がある程度進むと再び不穏な雰囲気が戻ってくる。美しい鳥の鳴き声がここかしこで聞こえてくる。
e
伴奏のない天使たちが天から歌っているような合唱となる。その後管楽器が勝利感に満ちたメロディを奏で、天国の音楽となる。再び天使たちの合唱となり、美しいソプラノ・ソロ、弦楽器の美しいメロディと次々に素晴らしいメロディが流れる。
f
アルト(?)が力強く「復活」を歌う。合唱も加わり感動的な場面となる。

g
ソプラノ・アルトの重唱となり、オーケストラも感動的に歌を支え、合唱も加わりクライマックスを築き上げる。最後は鐘も鳴り響き、感動的に曲を締めくくる。


第五楽章は悪くはないのだが、とにかく長く、若干散漫な印象がある。感動的な曲ではあるのだが、やはり一番の締まった感じには及ばない。


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