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交響曲第三番 ニ短調 [マーラー 交響曲]


マーラー:交響曲第3番「夏の交響曲」

マーラー:交響曲第3番「夏の交響曲」

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2016/06/22
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
非常に劇的な始まり。結構大音量で主題が奏でられた後、静かな雰囲気になり優美なメロディが奏でられる。中間部、行進曲風でありながら、民謡風の優しいメロディが流れるのが楽しい。中間部の途中でヴァイオリンが優美な美しいメロディを奏でるのも印象的。後半になると鳥の音が聞こえたり、楽しげなメロディが流れたり、打楽器が活躍したりと、森の中でいろんな動物たちが楽しく遊んでいる様子を描き出しているような雰囲気になる。
この中間部が終わると、初めの劇的な主題が帰ってくる。その後静かになり夜になって生き物が眠りにつくかのような雰囲気になる。その後若干不穏な空気が流れ出し、夢の中で動物たちが動き出す。再び夢の中でのパーティーを始め、最後は盛り上がって終わる。
30分近い長編だが、音を映像化して楽しむと結構飽きずに聴ける。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
非常に穏やかに若干物悲しい感じで始まる。その後動物たちが起き出しパーティーの準備を始める。そして妖精たちの登場がとても美しいメロディで奏でられ、ダンスパーティーが始まる。いろんな音が入り混じり楽しげな雰囲気。いろんな楽器が美しいメロディを次から次へと繰り出す。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
少し物悲しい静かなメロディで始まり、その後少し動きのある若干諧謔的な面白いメロディのダンスミュージックが流れる。元の物悲しいメロディが回帰されて第一部は終了する。中間部、だだっ広い草原をイメージさせる息の長い壮大な音楽が奏でられ、最初の部分が回帰され終わる。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
ニーチェの『ツァラトゥストラはかく語りき』から歌詞は取られているらしい。結構暗い感じの曲。それなりに美しく聴けなくはない。

第五楽章
★★★★★★☆☆☆☆
クリスマスの朝の子供たちを描いているような楽しくて幸福感に満ちた曲。少年合唱も愛らしい。途中若干暗い雰囲気になるが基本は明るい曲。

第六楽章
★★★★★★☆☆☆☆
長大な緩徐楽章。美しいのだが、メロディがあまりにも長く一つ一つの切れ目があまり分からない。最後は盛り上がりマーラーお得意のティンパニーの連打の後終わる。

個々の楽章を見るとそれなりに悪くはないのだが、若干散漫な印象のある曲。
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