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交響曲第四番 ト長調 [マーラー 交響曲]


Symphony No. 4 In G Major - Mahler* / London Philharmonic Orchestra* Conducted By Jascha Horenstein LP

Symphony No. 4 In G Major - Mahler* / London Philharmonic Orchestra* Conducted By Jascha Horenstein LP

  • アーティスト: Mahler* / London Philharmonic Orchestra* Conducted By Jascha Horenstein
  • 出版社/メーカー: Classics For Pleasure
  • 発売日: 2021/11/23
  • メディア: LP Record



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
第一楽章とは思えない、朴訥な感じの始まり。鈴の音ともに行進曲のような「タッタッタッタッ」というリズムで、おもちゃ箱からおもちゃたちが徐々に出てくる様子を描いているかのような第一主題が流れる。その後おもちゃの王子様とお姫様のダンスのような非常に優雅で美しい第二主題が奏でられる。この夢見るような旋律は美しすぎる。これが二度繰り返された後、おもちゃたちの喧嘩を描いているかのような混沌とした雰囲気になる。途中王様の登場など堂々とした安定した雰囲気にもなるが再び混沌となり、第一主題第二主題が回帰され、最後一瞬静かになったあと、堂々とした音楽となり終わる。

第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
まさにスケルツォといった諧謔的な印象の楽章。ごちゃごちゃっとした雰囲気で、たまに「はっ」と域を飲むような美しい旋律が登場するがすぐに消えてしまう、プロコフィエフの音楽を彷彿とさせる。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
長大な美しい緩徐楽章。変奏曲形式らしい。とにかくメロディが美しく、マーラー特有の天国を感じさせる楽章となっている。途中ピッチカートを使用した部分も多用されており、弦楽器の特性を最大限に活かしたアレンジも素晴らしい。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
のどかな管楽器の音や鐘の音で始まり、ソプラノが天国のすばらしさを歌う。交響曲の最終楽章らしくない穏やかな雰囲気に満ちた楽章。途中第一楽章のテーマが流れる。最後はこれ以上ない程あっさりとそっと終わる。

全体的に普通の交響曲の概念からは外れたような、交響詩を集めたような感じの雑多な交響曲となっている。
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