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Op.22 乙女の花 [R・シュトラウス 歌曲]

1. Kornblumen
★★★★★★☆☆☆☆
「矢車菊」
「ツタータ」「ツタータ」という独特の伴奏の上を、美しさこの上ないメロディが歌われる。

2. Mohnblumen
★★★★★☆☆☆☆☆
「ポピー」
華やかで動きの激しいピアノ伴奏で始まる。若干セリフっぽい歌が続く。ピアノ伴奏が勝手なことを弾いていそうで歌とあっているのが面白い。

3. Epheu
★★★★★☆☆☆☆☆
「木蔦(きづた)」
どんな花かしらないが、アルペジオっぽい滑らかなピアノ伴奏の上を、なめらかで広がりのあるメロディが歌われる。終始なめらかに弾かれるピアノに惹かれる。

4. Wasserrose
★★★★★★☆☆☆☆
「スイレン」
神秘的な、水面を映し出したような、透明感のあるポツポツとというピアノ伴奏が美しい曲。独特のリズムで、この伴奏でこのメロディを歌うのはさぞかし難しいだろうと思わせる。途中からピアノも若干なめらかになり、半音階的な不安的なメロディになる。さらに進むと短調気味になり不安感が強くなる。月の光を浴びている水面を描いているような美しい世界観が広がり、伸びやかなメロディになる。
最後は夢の中に誘われていくかのように終わる。

描写性に富んだ面白い曲集。
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