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Op.67 3つのオフィーリアの歌、不機嫌の書よりの3つの歌曲(ゲーテの詩より) [R・シュトラウス 歌曲]

1. Wie erkenn' ich mein Treulieb
★★★★★☆☆☆☆☆
「どうやって見分けるの 本当の恋人を」
ハムレットの恋人であり、彼に捨てられ発狂して死ぬオフィーリアの曲。非常に不気味な高音なピアノ伴奏と共に、心の不安を表しているような不安な歌。普通の歌としてはもちろんもう一歩だが、オフィーリアの狂気をよく表しているとは思う。

2. Guten Morgen,'s ist Sankt Valentinstag
★★★★★☆☆☆☆☆
「おはよう、今日はヴァレンタインデーよ」
かなりスピード感のある狂った感じの曲。この曲ももちろんもう一歩だが、オフィーリアをよく表している。

3. Sie trugen ihn auf der Bahre bloss
★★★★★☆☆☆☆☆
「あの人は死化粧もせずに棺に入れられた」
現代曲のオペラを聴いているような、本当に捉えどころのない曲集なのだが、何度も書いているがオフィーリアぴったりの曲。かなり暗い雰囲気で、葬送曲のような感じ。

4. Wer wird von der Welt verlangen
★★★★☆☆☆☆☆☆
「この世間に対して誰が期待するというのだ」
長調か短調かわからないような前奏で始まり、これまた不安定なメロディが歌われる。もう一歩。

5. Hab' ich euch denn je geraten
★★★★☆☆☆☆☆☆
「私が今までお前たちに指図などしたことがあるか」
これも不安定な感じで始まるが、途中からピアノが綺麗なメロディを引き始める。しかし再び段々と混沌としてくる。再び綺麗なメロディが流れる。何にしろもう一歩。

6. Wanderers Gemütsruhe
★★★★☆☆☆☆☆☆
「さすらい人の心のやすらぎ」
いきなり不協和音全開の激しい始まり。「やすらぎ」という単語からは程遠い作品。
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