ヴァイオリン協奏曲 第一番 BB48a [バルトーク 協奏曲]
ある女性ヴァイオリニストのために作曲され、実際彼女に楽譜が渡されたらしいが、彼女は一切演奏することなく死んでしまい、死後発見され発表されたものらしく、バルトークの遺作作品となっているらしい。
1.Andante sostenuto
★★★★★★☆☆☆☆
息の長い(というのか?)、明確なメロディのない感じでオーケストラとヴァイオリンが対位法的に音楽を作っていく。段々と瞑想的な雰囲気となっていき、最後は少しロマンティックになる。非常に幻想的な楽章。
2.Allegro giocoso
★★★★★☆☆☆☆☆
初めは元気よく快活に音楽が始まるが、夜の音楽となったかのように静かに曲が展開される。ハープの音が幻想的な雰囲気を高めている。その後スケルツォ的な諧謔的な感じになる。その後曲はスピード感を増して行きオーケストラもそれに合わせて盛り上がっていく。再び静かになり最後は、底抜けに明るくなり元気に曲を閉じる。
第一楽章はそれなりに美しく、第二楽章も色々な雰囲気を楽しめ、悪くはないのだが、明確な美しいメロディはなく、そんなに何度も繰り返き聴きたくなるたぐいの曲ではない。
2022-05-21 03:19
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