オペラ「フェニモアとゲルダ」 [ディーリアス 声楽曲]
フェニモアという女性が二人の男性に言い寄られ、一人と結婚するが、その夫となった人が用事があって外へ旅行へ行っている間、もうひとりの男性に言い寄られ、色々しているあいだに、夫は死んでしまい・・・、というような話らしい。どこかで読んだ感のあるしょうもない話・・・。
1.First Picture
★★★★☆☆☆☆☆☆
短い序奏の後、テノールが自然に不安げに歌い始める。ソプラノが続けて歌い、ハープも入ってきて交互に歌う。
2.間奏曲
★★★★★☆☆☆☆☆
幻想的な静かな曲。水の上を静かに漂っている感じ。
3.Second Picture
★★★★★☆☆☆☆☆
前半:ハープの幻想的な伴奏の上を、テノールがヴォカリーズで半音階が多用された浮遊感のあるメロディを歌う。
後半:女性が静かに語りかけ、男性がそれに答える。段々と感情的な盛り上がりを見せる。
4.Third Picture
★★★☆☆☆☆☆☆☆
ソプラノが静かに不安げに歌い始める。テノールが静かにそれに答える。途中少し明るくなる。
5.Fourth Picture
★★★☆☆☆☆☆☆☆
おどろおどろしい感じのテノールの歌で始まる。不安げに、幻想的に曲は進む。男性二人の対話となる。途中少し盛り上がる部分もなくはない。
6.Fifth Picture
★★★★☆☆☆☆☆☆
静かに葬送曲のような前奏で始まる。テノールが苦しげに歌いはじめる。その後少し躍動感のある音楽となり、男性二人が力強く対話を行う。途中女性も会話に参加する。後半悲しげな女性と男性の対話となる。
7.Sixth Picture
★★★★☆☆☆☆☆☆
静かで優雅な前奏で始まる。ハープも時折交じる劇的な伴奏に乗って、ソプラノが美しく歌い上げる。
後半、暗く重い男性の声が入ってきて、暗い対話となる。
8.前奏曲
★★★★★★☆☆☆☆
管楽器の乾いた音とハープの水の滴るような濡れた感じが重なり味わい深い。その後弦が温かみのある音で入ってくる部分も綺麗。1分半程度の短い曲だが心惹かれる曲だ。
9.Seventh Picture
★★★★★☆☆☆☆☆
同じモチーフをひたすら使った伴奏が印象的。歌は普通。
10. Eighth Picture
★★★☆☆☆☆☆☆☆
ソプラノがひたすら歌う。つまらない。
11. Ninth Picture
★★★☆☆☆☆☆☆☆
劇的に男性が歌って始まり、男女の対話が始まる。後半も結構劇的。
12. 前奏曲
★★★★★☆☆☆☆☆
東洋風のゆったりとしたメロディの美しい短い曲。
13. Tenth Picture
★★★★★☆☆☆☆☆
ラララ、という楽しそうな合唱で始まる。その後ゆったりとした郷愁を誘うメロディが流れ、「僕が子供だった頃~」とテノールがゆったり歌う。最後は再び、ラララの合唱になる。
14. 前奏曲
★★★★★☆☆☆☆☆
フルートの美しいメロディで始まる。民謡のような優しい曲。
15. Eleventh Picture
★★★★☆☆☆☆☆☆
女性の悲しげな声で始まるが、段々と明るくなる。途中から暗い対話が始まる。
段々とゆったりとした感じになり、最後は綺麗なメロディとなり、最後はいきなり音が大きくなり終わる。
所々の前奏曲は悪くはないが、全体的につまらない曲。
2023-01-31 02:47
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