SSブログ

歌劇「塔の乙女」 [シベリウス 劇音楽]


The Sibelius Edition, Vol. 3: Voice & Orchestra

The Sibelius Edition, Vol. 3: Voice & Orchestra

  • 出版社/メーカー: BIS
  • 発売日: 2007/12/31
  • メディア: CD



01. 序曲
★★★★★★☆☆☆☆
かなり牧歌的で平和な序曲。段々とスピードが上がっていくが、のどかな感じは変わらない。

02. 第一場 代官:美しい乙女よ
★★★★★★☆☆☆☆
序曲の流れで平和に始まる。いやらしい代官が、岸辺で花をつむ乙女を口説き始め、乙女はひたすら拒む。段々と緊張感が増して行き激しい音楽となっていく。最終的には、力づくで乙女を城の中へ連れ込む。乙女の悲しみを表すかのように悲しげな音楽となり静かに終わる。

03. 第二場 乙女:聖なるマリア様
★★★★★★★☆☆☆
城に連れ込まれた乙女はマリア様に祈りを捧げる。
悲しげで敬虔なメロディを持った美しい歌。段々と感情が高ぶっていき、劇的に盛り上がる。

04. 第三場 乙女:ああ、聞き間違いかしら
★★★★★★☆☆☆☆
弦のトレモロが流れ、乙女が「聞き覚えのある声だわ」とふと我に返る。合唱が、森の囁きを歌う。
乙女が「ああ、お父様、私を見捨てないで」と森に助けを求め、森もそれに力強く応える。

05. 間奏曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
1分程度の短い曲。

06. 第四場 恋人:ああ、彼女の顔を見ると
★★★★★★☆☆☆☆
やさしい牧歌的なメロディがフルートによって穏やかに奏されて始まる。乙女の恋人が現れ、乙女への想いを優しく歌う。後半悲しげなメロディとなって内向的な雰囲気となる。

07. 第五場 乙女:燃えるような責め苦が
★★★★★★★☆☆☆
城から乙女の嘆きが聞こえてきて、恋人が助けに入ってくる。
悲しげでなめらかな乙女のメロディと、切迫した英雄的な恋人の歌うメロディの対比が面白い。
情熱的な二重唱となった後、静かな二重唱となり、二人の愛を確かめ合う。

08. 第六場 代官:誰だ、お前は
★★★★☆☆☆☆☆☆
代官がそれを見つけ、恋人との口論が始まる。
激しい前奏の後、乙女の「はっ」という声が聞こえ、代官と恋人が激しくやりあう。

09. 第七場 奥方:いったい、何事です
★★★★★☆☆☆☆☆
そこへ代官の奥方が入ってきて乙女を自由にし、大合唱となる。
ドラマティックなメロディが流れ、激しく奥方が歌い、勝利感に満ちた音楽となる。最後は自由になった乙女を喜ぶ合唱となる。

10. 第八場 乙女:もうわたしは自由だわ
★★★★★★★☆☆☆
喜び溢れる乙女と恋人の二重唱。最後は壮大で勝利感に満ちた美しい合唱を伴った大団円を迎える。

悪くない30分強のオペラ。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。