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クリスチャン二世 Op.27 [シベリウス 劇音楽]


The Sibelius Edition: Theatre Music

The Sibelius Edition: Theatre Music

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: CD



王クリスチャン二世がオランダ娘に恋する話らしい。

01番 エレジー 序曲
★★★★★★☆☆☆☆
幻想的な美しい雰囲気で始まる。弦の低い音を合図にするかのように若干悲しげな苦しげな雰囲気となっていく。段々と霧が晴れていくように明るくなっていくが、再びモヤが掛かりだし最後は静かに終わる。

02番 ミュゼット
★★★★★★☆☆☆☆
もやっとしたファンファーレの後、快活なメロディが管楽器により元気に奏される。朝が来たことを告げているような感じの曲。管楽器が次々に哀愁漂うメロディを奏で合う中間部分も綺麗。最初の主題に戻り元気に終わる。管楽器が大活躍する曲。

03番 メヌエット
★★★★★★☆☆☆☆
すこしユーモラスな始まり。途中は力強い。最後はユーモラスに終わる。弦楽器のピッチカートが活躍する曲。

04番 ジョロウグモの歌
★★★★★★☆☆☆☆
ハープの前奏で始まる。バリトンの少し悲しげな美しい歌が分厚い弦の伴奏に乗って歌われる。間奏で再びハープが登場し幻想的な雰囲気を作る。
単独の歌曲、ピアノ曲にも編曲されているくらいなので、シベリウスはこの曲を気に入っていたのだろう。

05番 ノクターン
★★★★★★☆☆☆☆
静かな優しい前奏の後、弦の揺れる伴奏の上を、高音の弦楽器と管楽器が対話するようにメロディを奏で合う。なんとなく不安感が漂っている。森に住む動物や木々が起きだして楽しんでいるかのような優雅で若干混沌とした雰囲気となる。力強く壮大になった後、静かになり、皆が眠りにつくかのように穏やかに終わる。

06番 セレナード 
★★★★★★☆☆☆☆
優雅で流麗な音楽。最後は牧歌的に終わる。

07番 バラード
★★★★★★☆☆☆☆
力強い悲壮感漂う雰囲気で始まる。スピード感のあるメロディと堂々としたメロディのせめぎあいがずっと続き、最後は格好良く終わる。

全体的に悪くはない。
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