ピアノ協奏曲第四番 ハ短調 Op.44 [サン=サーンス 協奏曲]
第一楽章
第一部
★★★★★★★☆☆☆
弦の静かな対話風の始まり。同じメロディをピアノが静かに穏やかに奏でる。その後も自分に問いかけるような悲しげな旋律がオケとピアノで変奏曲風に順々にひたすら奏でられる。流れるような経過部を経て第二部となる。
第二部
★★★★★★★☆☆☆
牧歌的な前奏を管楽器が奏で、それにピアノが流麗に妖精のように応える。美しい曲全体を貫く主題が管楽器により奏でられた後、内省的なピアノのソロとなる。主題と内省的な主題が繰り返されながら静かに曲は進む。キラキラとしたピアノが流れた後、最後は穏やかにピアノがメロディを奏で静かに終わる。
第二楽章
第一部
★★★★★★★☆☆☆
弦の短いピッチカートの後、軽快だが少し諧謔的なメロディをピアノが奏でて始まる。少しショパンの練習曲風のメロディが面白い。フーガの主題のようなテーマが流れひたすら同じメロディが流れ続ける。
第二部
★★★★★★★☆☆☆
一楽章の第二部で現れた曲全体を貫く主題が静かに管楽器により提示された後、ピアノが内省的なメロディをゆったりと静かに奏でる。段々と不穏さが増して行き劇的になっていく。曲は明るくなっていき、ファンファーレがなった後第三部へ入る。
第三部
★★★★★★★★☆☆
ピアノが感動的に主題を奏でそれにオケが応える。堂々とした雰囲気で、変奏曲風にひたすら主題が奏でられ続ける。派手で軽快なピアノのパッセージの後、勇壮な雰囲気となり堂々と終わる。
同じメロディがずっと出てくるので結構クセになる曲。
2023-12-02 03:55
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