ピアノ協奏曲第五番 ヘ長調 Op.103 エジプト風 [サン=サーンス 協奏曲]
第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
のどかな管楽器の音と弦楽器のピッチカートで始まり、愛らしい可憐なピアノの音が流れてくる。田園的で平和な雰囲気がしばらく続く。少し不穏な雰囲気となり悲しげな第二主題となる。主題が繰り返された後、迷宮に入りこんだように様々なメロディがひたすら流れる。
きれいだが若干散漫。
第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
劇的で少しエキゾチックな感じで始まる。ピアノが初めから暴れまわる。少し落ち着いた後エキゾチックなメロディをリズムカルに奏でる。その後は少し落ち着いた感じで蛇でも出てきそうな雰囲気となる。中間部はロマンティックな感じとなるが、段々とエキゾチックな感じが現れ始める。最後は不穏な変な煙が出てきそうな感じとなり、段々とエキゾチックに盛り上がっていく。最後は静かに終わる。
まさにエジプト風楽書。
第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
プロコフィエフ風の諧謔的でリズム軽なメロディを軽快にピアノがソロで弾き始める。オケがそっと入ってくる。主題を軽快にオケが奏でる。第二主題は壮大で爽快感がある。段々と深刻さを増していくが、最後は主題が回帰され元気に終わる。
有名曲だがもう一歩。
2023-12-02 04:18
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