前奏曲 夢 Op.24 [スクリャービン 交響曲]
ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 Op.20 [スクリャービン 交響曲]
第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
管楽器のモヤっとした音色の短い前奏の後、ピアノが憂いに満ちた叙情的なメロディを奏でる。弦楽器がメロディを引き受け、ピアノは美しいアルペジオで伴奏に回る。その後も弦・管・ピアノとメロディを引き渡しながら流れるように叙情的に曲は進んでいく。最後はロマンティックに終わる。
第二楽章
★★★★★★★★☆☆
夢見るような美しい主題の変奏曲。ピアノが主題を奏で、管楽器がそれに応える。リズミカルだったり、力強かったりと様々な変奏が楽しめる。後半の弦と夢見るようなピアノが最高級に美しい。
第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
ポロネーズ風の憂いのある元気な主題で始まる。第二主題は壮大な美しく広がりのあるメロディ。ロマンティックに盛り上がった後、ポロネーズ風の主題が回帰され、そのまま高貴に盛り上がって行き、壮大に終わる。
結構良い曲。