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第5挿話 [文学 アイルランド Ulysses]


Ulysses (Wordsworth Classics)

Ulysses (Wordsworth Classics)

  • 出版社/メーカー: Wordsworth Editions
  • 発売日: 2013/11/01
  • メディア: Kindle版



第二部
第5挿話
私が英文から読み取った、起こっているであろう出来事
〇Leopoldは家を出て郵便局へ向かう。暖かい(so warm)日らしい。
〇向かい途中の街の様子が描写される。
〇こっそりと郵便局へ入り、自分宛(偽名)の手紙を受け取る。封筒の中には手紙だけでなく何かが入っているらしい。
〇そこへMr. M’Coyが現れ会話をする。11:00からDignamの葬式があることを告げる。
〇M’Coyは自分がどのようにDignamの死を知ったかを一人で語る。自分は葬式には出られなさそうなので、名前だけ書いておいて欲しいとLeopoldに頼む。
〇二人は別れる。LeopoldはM’Coyと会わなければ良かったと思う。
〇人気のないところで先ほど郵便局で受け取った手紙を新聞紙で隠しながら開ける。
〇手紙の内容:LeopoldはHenry Flowerという偽名で文通している。相手はLeopoldが既婚者だと知っている。どうやら会いたい。Leopoldの妻がどんな香水を使っているか知りたい。手紙と一緒に封筒に入っていたのは花(?)
〇高架線(?)の下で、封筒(手紙)を破り捨てる。
〇ミサが行われている教会に入る。ミサの様子、教会の様子を観察したあと、教会を出て、石鹸の店(?)に入り石鹸を買い、右手には丸めた新聞、左手には石鹸を持って歩き出す。
〇Bantam Lyonなる人物と出会う。他愛のない会話をする。

石鹸を買う場面で化学的な描写が出てきたり、本当に様々な分野の話が出てくる。一つ面白い表現があったので書いておきたい。Leopoldが手紙を読み終わった場面。

p.69
Weak joy opened his lips. 「微かな喜びのため、おもわず唇がほころんでしまった。」

という感じの意味なのだろう。He grinned with weak joy. 等と書いても良さそうなのだが、joyを主語に持ってくるあたり文章がうまいなあと思った。

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