第16挿話 [文学 アイルランド Ulysses]
第三部
第16挿話
私が英文から読み取った、起こっているであろう出来事
〇BloomとStephenが登場。Bloomは酒に酔ったStephenを介抱しながら歩いている?
〇Corleyなるものが登場。Stephenを呼び止める。今夜泊まるところに困っているために金を貸してほしいとStephenに頼む。Stephenはポケットに入っていた50ペニーを彼に渡す。
〇CorleyがBloomの存在に気がつき、BloomがBoylanと一緒にいたことがあるのではなかったかと考える。StephenにBoylanのもとで広告の看板持ちの仕事でもいいので、仕事をくれるよう仲介してくれないか、とBloomに頼んでくれるように頼む。
p.529(StephenがBloomに言った台詞)
―He(Corley)’s down on his luck. He(Corley) asked me(Stephen) to ask you(Bloom) to ask somebody named Boylan, a billsticker, to give him a job as a sandwichman.
(askが多用されているのが面白い)
〇CorleyとStephenは別れ、再び二人となり、話はStephenの父親Mr.Dedalusの話になる。
〇BloomはStephenの父親を褒め、父親がStephenを誇りに思っていることを伝える。そして家に戻ることをすすめ、現在同居しているMulliganともうひとりのイギリス人(Hainesのことだろう)が、Stephenを混乱させているという。が、そのいっぽうでBloomはMulliganの能力を高く評価しているっぽく、医者として大成すると思っているっぽい。
〇その後、よくわからないがイタリア語で歌っている人を見かける?
〇BloomがStephenに自分の名前がどんな名前だったらよいか尋ねたところ、Stephenが「Dedalus」と答えたところ、近くの船乗りがその名前を聞き、君はSimon Dedalusを知っているかという話になり、それから延々と彼が話をする。(Stephenの父親は船乗りだったのか?よくわからない)。
〇その後、おそらくBloomとStephenだけになり熱く議論を交わす(Stephenは相当酔っているだろうによくこんなに議論が出来るなあと思ってしまった)。ユダヤ人問題、ナショナリズムの問題などを話す。ナショナリズムの話で熱くなっているとき、Stephenがそれを言ったらおしまいでしょうという発言をする。
p.553
―We can’t change the country. Let us change the subject.
そして話題は雑誌に取り上げられていたその日の朝に行われたdignamの話、なぜだか知らないがSpainの話になり、Spain系のBloomの妻Mollyの写真と、娘の写真をBloomがStephenに見せる。
〇二人は酔い覚ましがてら、歩いてBloomの家に向かう。
結構、この章は分かる部分が多くて楽しめた。
2015-12-18 07:26
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