A Study in Scarlet [文学 イギリス Sherlock Holmes]
Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Volume I
- 作者: Sir Arthur Conan Doyle
- 出版社/メーカー: Bantam Classics
- 発売日: 1986/12/01
- メディア: ペーパーバック
遂に買っておいたSherlock Holmes The Complete Novels and Storiesを読み始めた。この巻には全5冊が収録されていて、全部で1000ページを超す。はじめはなんともなかったが、読み進めるうちに結構重くなってくる。
で、一作目のA Study in Scarletを読み終わった。この作品は120ページとそんなに長くないので4日程度で読み終えることができた。
Watsonが語り手となって話は進んでいく。彼はもともと軍医でアフガニスタンに行っていたことも初めて知った。そしてWatsonがHolmesと共同生活を始めるあたりも面白かった。やはり物語というものは最初から読むと面白い。
作品はというと、ある男が殺されているが傷などはない。Holmesが現地に行ってみると、女性用の結婚指輪が落ちており、さらに壁にはRACHEと血で書かれている。これはドイツ語で復讐を意味している。殺人の行われた場所、方法、などわからないことだらけだ。が、Holmesはいろいろなところに手を回すとともに、お得意の推理で事件を解決する。半分の60ページ程度で事件は解決してしまい、このあとどうなるのか、どのように事件が起こったのかの種明かしをするにしても20ページくらいで終わっちゃうしな、と思っていたら、Part2は事件が起こるまでのかなり詳しい説明で、語り手が誰なのかいまいちわからない感じで描かれている。一夫多妻制のモルモン教に関わって悲劇に巻き込まれる父と娘の物語が描かれており、その娘の婚約者が、このHolmesの事件と大きく関わっていたことが後にわかる。
まあ探偵小説自体がそんなに面白いとおもってはいないので、期待値が高くなかった分、それなりに楽しめた。とはいえ、何故世界中のひとびとがそれほどまでにこのシリーズにハマるのかイマイチわからない。
2015-12-18 09:47
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