SSブログ

The Return of Sherlock Holmes [文学 イギリス Sherlock Holmes]


Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Volume I

Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Volume I

  • 作者: Sir Arthur Conan Doyle
  • 出版社/メーカー: Bantam Classics
  • 発売日: 1986/12/01
  • メディア: ペーパーバック



The Return of Sherlock Holmesを遂に読み終わった。これで、SHERLOCK HOLMES The Complete Novels and Stories VolumeⅠを全部読み終わったことになる。総ページ数1059に及ぶ洋書を一応読み終えられて良かった。

Memoirs of Sherlock Holmesはもう一歩だったが、このThe Returnは全体的に面白かった。

はじめの
1.the Empty Houseで死んだはずのHolmesが帰還する。さらに彼を追ってきた男がBaker Streetで逮捕されるまでの事件を描いている。結構面白い。
2.the Norwood Builderは若い弁護士が殺人の疑いをかけられる事件。殺された(はずの)男と疑いをかけられた男の母親との関係が重要な役割を演じている。結構今でも日本の刑事ドラマなどで使われそうな話。
3.the Dancing Menはアメリカである男に酷い目にあった女性がイギリスに逃げてきて、その男にイギリスまでつきまとわれる話。結構Doyleはこの手法をよく使う。結構アメリカに偏見があったのではないだろうか・・・。
4.the Solitary Cyclistは結構良い物語。財産目当てで近づいた女性に惚れたしまった中年男性の話。結構面白い。
5.the Priory Schoolは大物政治家の息子の誘拐話なのだが、これが大物政治家の裏の生活に関わっている。結構これも悲しい話なのだが、どこか温かみがある。
6.Black Peterは・・・。株券と船が関わる話なのだがあまり印象がない・・・。読んだばかりなのに・・・。
7.Charles Augustus Milvertonは結構すごい話。HolmesとWatsonが家宅侵入罪を犯すのだがそこで殺人事件を見てしまう。結構後味の悪い作品だ。
8.the Six NapoleonもDoyleの好きな展開。大事なものをある場所へ隠しそれを取り戻すために・・・。という話だ。
9.the Three Studentはテスト問題が流出しその犯人を探す物語なのだが。
10.the Golden Pince-Nezはロシアの地下組織が関わっている話。こういった類のトリックもDoyleは好きなのだろう。
11.the Missing Three-Quarterは結構感動的な純愛物語。この手の話は好きだ。
12.the Abbey Grangeはこれも一見残忍そうな事件だが、純愛物語。
13.the Second Stainもヨーロッパ中を巻き込む大事件と見せてこちらも純愛物語。

このReturnは結構大げさな事件そうなのだが、大したことはなくそこには男女の愛が絡んでいるというネタが多い。結構面白い作品だったと思う。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0