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告白Ⅱ [哲学書]


告白 II (中公文庫)

告白 II (中公文庫)

  • 作者: アウグスティヌス
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2014/03/20
  • メディア: 文庫



『告白Ⅱ』を読み終わった。イタリアに赴き、マニ教から離れ、キリスト教信仰の道へ入っていく過程を事細かに書いた作品。

キリスト教を身近に感じられる生活をしながらも、キリスト教に懐疑心を抱き、マニ教に一時は走り、そこから客観的にキリスト教を見直し、キリスト教を信奉するようになった人物の回顧録なので、キリスト教を信じる、というところまで行けない人間にはぴったりの書といえる。

と、書いている自分がまさにそういう人物なのだが、やっぱり信じるというところまではいけない。

この本の中で私が最も心残った一節。

p.299
「まことに、地上における人間の生は、間断のない試練ではないでしょうか。」

私もまったくその通りだと思う。試練のない、穏やかな生をおくりたい。
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